来週8日(金)より開幕の『巴ー不要不急不通之声ー』(再演)にご出演される遠田恵理香さんに作品について、稽古について、そしてご自身のことについてインタビューを行いました。まずは稽古場でのちょっとしたことから・・・。
―なんでも稽古場でのルーティーンがあるそうですね?
ヨガとプランクを毎日やっています。ヨガは始め、お手本の映像を見ながらやっていたんですけど、最近では覚えちゃって見なくても出来ます。YouTubeに上がってる16分くらいの動画なんですけど、おさんさんと二人でひとことも喋らずやっています(笑)。
―遠田さんご自身のルーティーンはありますか?
そもそもルーティーンを持たない人間なので、お家で筋トレやる時も毎日違う動画見ちゃいます。でも、同じ動画で同じことをやるのって大事なんだな、って身を以て学んでます。稽古場でヨガから始めるとその日のコンディションとか気づくことがあるんで、ルーティーンって大事なんだなって。
―『巴』を再演すると聞いて、まず最初に思ったことは?
ずっと再演することを夢見ていたので「やった!」というのと「他の人に役を取られなくてよかった〜」という安堵が(笑)。初演が終わった後に、たまに台本読み返したりしていたので、嬉しかったですね。
―遠田さん自身、初めての再演ということですけど、再演にあたってどう思われますか?
怖い!(笑)初演を観てくださった方の反響も大きかったので、「あれがもう一度観れるんですね!」という言葉を受け取ると、「そうか。これは人気があった作品だったのか…」と。同じ台本ですし、同じ役で出演するので、何をプラスできるのか?というのはおさんさんとすごく考えて…。
―初演と再演で違う部分がある?
そうですね。演じている私たちも、頭から最後まで通す稽古してみた後の“読後感”が初演と全然違う。
―どういうところが?
最後のシーンは初演の時、結構気力のいる終わり方で負荷のかかる演目だったんですけど今回は演じていて全く逆の印象で。2年間の経過でこういう変化があるんだ〜っていう驚きはあります。きっと、初演を観にきた方も感想が変わるんじゃないかな?お客さんの反応が楽しみです。
(初演時の舞台写真より)